医薬品か食生活の改善を進める診察について

メタボリックシンドロームなどの多くの病気では、診察において、医薬品の服用や、食生活などの生活習慣の改善を勧められます。軽度の場合は、まず食生活の見直しだけであったり、病気の種類や程度によっては、両方を勧められる場合があります。この医薬品の服用と、食生活の改善について、比較してみましょう。
 診察で医薬品の服用を指示された場合、一時的な治療でなければ、長期間にわたって、場合によっては一生、その医薬品を服用しないといけません。そのための費用と労力と、副作用が問題となります。また、「肥満・高血圧・糖尿病・高脂血症」の四つの疾患が「死の四重奏」と言われるように、これらが重なるとリスクが指数関数的に高くなります。そして、これらの疾患は、共通の生活習慣から起こりやすいのです。つまり、その中の一つを医薬品で治療しても、生活習慣が変わらなければ、他の疾患が起こる可能性があります。
 一方、食生活の改善は、特別な費用は副作用はありません。人によっては、好きな食事を我慢するのは、薬を飲むより辛いことかもしれませんが、健康で長生きするには、必要なことです。また、好きな食べ物を全くやめるのではなく、量を減らしたり、たまには食事制限を忘れて食べることも必要です。食生活の改善を診察で支持された場合、挫折しやすい人は、完璧主義の人なのです。完璧主義の人は、一度ルールを守れないと、自暴自棄になって全部やめてしまうという、「全部かゼロか」という傾向があります。診察されてから後の一生、完璧に食生活の改善を守ることは不可能なので、八割ぐらい守るぐらいのペースで、長く続ける方が効果的なのです。その方が、ストレスもたまりにくく、健康にも良いのです。